
前回は、FC2ライブにおいてハイクオリティ配信をするためのXSplit Broadcasterという配信ソフトを使った方法について解説しました。
今回は、XSplit Broadcasterほどは質が高いわけではないですが、手軽にFC2ライブで配信ができるWindows用無料配信ソフトの「FC2ライブキャスト」について解説します。
FC2ライブキャストの特徴として、
- 簡単な設定ですぐに配信することが可能
- 通常のブラウザ配信よりも画質・音質の面で良くなる
- 通常のブラウザ配信よりも1秒あたりのフレームレートが高いので、より滑らかな映像配信が可能
- ほかのソフトを使わずともデスクトップ画面を映しだして配信することが可能
- 高圧縮のため、回線を圧迫せず安定した通信速度で配信することが可能
とされています。
FC2ライブキャストをダウンロード・インストールしよう!
まずは、ダウンロードページから「FC2ライブキャスト」をダウンロードしてください。
「livecast*.*.*.zip」(*はバージョン名)というような名前の圧縮ファイルが生成されますので、ダウンロード完了後解凍してください。
解凍後、「Setup.exe」というファイルが出てきますので、インストールを行います。
インストール先フォルダはシステムドライブ(通常はCドライブ)にしかインストールできない仕様のようです。
インストールが終わったら、FC2LiveCast.exeを起動させてください。
FC2ライブキャストで放送しよう!
まず、FC2LiveCast.exeを起動する前に、ウェブカメラを先に起動させておいてください。
(デスクトップ内の映像を映す場合でも、ウェブカメラの接続が必要になります)
FC2LiveCast.exeを起動した後、FC2ライブで登録したメールアドレスとパスワードを入力して、「ログイン」を押してください。
必ず、FC2ライブキャストを先にログイン後、ブラウザのFC2ライブのサイトへログインしてください。
(先にブラウザのFC2ライブのサイトでログインしてしまった場合は、ログアウト後に上の手順でFC2ライブキャスト→FC2ライブサイトの順でログインしてください)
ログインすると、このような画面になります。
- 音源: 接続するマイクを指定
- ボリューム: 音量調整をドラッグで調整したり、直接数値入力が可能
- 音源(スピーカー): パソコン上で再生するスピーカーやステレオミキサーを指定
- 映像: ウェブカメラを指定(デスクトップの指定も可、歯車マークを押すと、Input/Outputの細かい設定が可能)
- 解像度: FC2ライブキャスト側の解像度設定(ウェブカメラ側の解像度は別途設定)
- 通信速度(kbps): 300~800の範囲で設定
- 通信速度テスト: 上で設定した速度で45秒間のテストがあります。結果、緑ランプが表示されたら正常に配信可能
映像ソースを設定しても、映像が映らない場合は他のソフトウエアやウェブサイトでカメラソースを使用している可能性が高いので、ブラウザを含めて他に起動中のソフトを順次閉じて、ソース映像が出てくるか試してみてください。
表示サイズは、FC2ライブキャストの表示サイズが調節できます。
(配信の解像度設定ではありませんので注意)
フレームレートで、1秒間に表示されるコマ数を設定できます。最高60fpsで、数値が高いほど映像を滑らかにできますが、60fpsでカクカクする場合は、逆に30fps程度に落として配信を試してみてください。
配信開始をする時は、先にブラウザのFC2ライブサイトの「配信ソフトを使用」をクリックしてください。
(その横の配信開始は押さないでください。FC2ライブキャストを使わない普通の配信になります)
その後、Fc2ライブキャストの「配信開始」を押して、放送を始めてください。
ブラウザのほうでは、プレビュー画面は出ませんので、FC2ライブキャスト側のプレビュー画面で映像を確認してください。
途中で、FC2ライブキャスト→標準の配信方法に切り替える時は、配信画面右上にある歯車ボタン→「配信設定」→「Webブラウザから配信」を選んでください。
【目次】